かつて、住吉神社には、氏子11地区の内の8地区に、旱魃時のみに演じる雨乞祈願の神事芸能「百石踊」が伝わっておりました。定期的に演じる事がなかった為に、一般には幻の神事芸能と称されておりました。「百石踊」の名前の由来は、神事芸能を演じる経費に米百石を要した事からと伝わっています。この「百石踊」は戦争を機に衰退の一途をたどり、又、農業用ダム「東条湖」の完成による水不足解消が一層衰退を助長する結果となりました。現在では、氏子地区のうち西戸地区のみが保存会として「百石踊」を伝えております。昭和47年3月24日には、兵庫県指定重要無形民俗文化財となり「秋津百石踊」として兵庫県下に少しずつ知られるところとなりました。日照り続きの旱魃の先に願う事柄、即ち豊作を祈って、平成23年からは「百石踊五穀豊穣祈願祭」として祭祀を始めて、神事芸能「秋津百石踊」を演じております。その後「昭和の日奉祝百石踊五穀豊穣祈願祭」として、4月29日(昭和の日)を祭祀日と定めました。
4月29日 昭和の日
令和6年度の斎行に関しまして
午前10時 本殿祭「昭和の日奉祝百石踊五穀豊穣祈願祭」斎行
祭典に引き続き 境内にて「秋津百石踊」奉納
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